シンガポールに住む日本人のヒエラルキー 7: 日系企業現地採用のサラリーマン・その他
本シリーズ、最後はいわゆる現採の方々です。
えーっとですね、残念ながら、生活水準という意味で最下層の方々はこのセグメントの人たちです。断っておきますが、あくまで給与・手当てに基づく生活水準に従ったヒエラルキーであって、当然その人たちの人格を否定したり、仕事のやりがいを否定するものではありません。
このセグメントの人たちがどういう人たちかというと、日本企業の現地採用(メーカー、旅行代理店、などなど)か、シンガポールローカル企業の現地採用、もしくは、手に職系(美容師、ネイリストなどなど)といった人たちです。ある意味、この記事で触れた方々も現地採用なのですが、やはり外資系企業(多くは米系かヨーロッパ系)なので、給与水準は全然違います。なぜこういう人たちがシンガポールにたどりついたかというと、
「何となく日本から出てみたかった」
「日本が窮屈だった」
「英語を使う仕事をしてみたかった」
といった何とも漠然とした理由が挙げられます。あまりポジティブな理由で来た人は多くないイメージですね。たぶん、この人たちの給与、月30-40万円くらいだと思います。日本でしたら、全然余裕で生きていけるレベルですが、何せシンガポール。物価が尋常じゃなく高いですので、結構生活は逼迫すると思います。
住居も、HDBという、いわゆる、国営のマンションに住む(しかも、間借りが多い、つまり、あまりお金もちではないシンガポール人が住んでいる公営住宅の一部屋を借りる)か、良くて、安めのコンドミニアムをルームシェアでしょう。
HDBのイメージこちら。
一方、駐在員が住むコンドミニアムはこちら。
うーん。格差。